こんにちは、わぁちゃんです。
この記事を読んでくれている人は、20代で派遣で働くことはどうなの?と疑問があって一歩踏み出せない方が多いと思います。
わたしは26歳から派遣社員として働くことにしましたが、やはり正社員から派遣社員に働き方を変えるとき、ためらいがありました。
派遣になって1年半が経ち、派遣社員として働くことにメリット・デメリットを感じていますが、20代で派遣社員になることは目的があれば全然ありな選択です。
むしろ我慢して現状維持のほうがもったいない!
今回は、20代で派遣社員になるメリット・デメリットについてまとめていきます。

20代で派遣になるメリット
20代は社会人になりたてでこれから社会人経験を積んでいく世代なので、正社員として企業で働いた方が社会人としてのマナーも身につきますし、昇進などのキャリアアップにも繋がります。
ですが、社会人として働きだす1社目が自分の思った通りの会社だとは限りません。
入社前と入社後の環境が思っていたのと違ったり、自分で叶えたいことがあるとしても、正社員を辞めてまで自分の道を進もうと考える人は少ないです。
派遣社員になって今後の働き方を考えるタイミングがたくさんあったので、常に自分がどうありたいかを考えるようになりました。
実際に派遣社員になって感じたメリットはこの5つ。
- 時間や仕事に対しての融通が利きやすい
- 未経験の求人や大手企業で働くチャンスがある
- 副業しやすい
- 人間関係に縛られにくい
- 思い切った挑戦をしやすい
勤務時間の融通が利きやすい
正社員でも派遣社員でも勤務時間は会社で決められていますが、派遣社員だと仕事に応募する段階で自分の希望勤務時間に絞って探せるので、労働条件のミスマッチが起こりにくいです。
仮に、途中で勤務時間を短くしたくなったとしても、担当営業さんに相談すると派遣先会社まで話を通してくれますし、もし時短勤務がダメなら時短勤務ができる職場を代わりに紹介してくれることもあるので、融通の利きやすい環境だと感じました。
わたしは時短勤務ではなく正社員と同じ8時間勤務のフルタイムで働いていますが、残業がなく定時ピッタリで帰れることがほとんどなので、帰宅後の自分の時間が増えました。
正社員の方は残業している人もいますが、定時過ぎてわたしが残っていると正社員の方から声を掛けられるので、就業時間通りに帰宅することができ、帰宅後の空いた時間はブログを書く時間やリラックスタイムにあてることができています。
未経験の求人や大手企業で働くチャンスがある
正社員でも未経験可の求人はありますが、正社員で働くのに未経験の職種にして大丈夫かな?という不安があって挑戦できない人もいるのではないでしょうか。
興味はあるけど自分に向いているかわからないので、まずはその仕事で実際に働いてみたいって方にも派遣はおすすめ。
派遣で実際に働いてみて、その職種が自分にあっていると感じたら、正社員として転職すればいいんだよ!
実際に私の友人で英語を活かした仕事をしたいけど実績がなく、なかなか正社員として雇用してもらえない子がいたんですが、3年間外資系企業の派遣社員として勤務したら、転職活動がうまくいって別の会社で正社員として働くことができたそうです。
派遣の求人は大手企業からも出ているので、正社員はダメだったけどやっぱり大手企業で働きたいという方にもチャンスですよ。
副業しやすい
副業が解禁されたと言えど、まだまだ副業を認めている会社は多くありません。
会社の人にバレないように副業している人もいると思いますが、ヒヤヒヤしますよね。
派遣社員も派遣会社によっては副業NGのところもありますが、派遣先に迷惑をかけないよう誓約事項を守れば副業してもいいという派遣会社もあるので、正社員よりは副業しやすい環境だと感じました。
わたしも派遣になるときから副業をしようと思っていたので事前に確認してみたのですが、派遣先では副業のことを大々的に言わないという条件で副業をしてもよいと言われました。
それ以降、わたしから副業については話してませんが、派遣会社からも派遣先からも特に聞かれないので、派遣の仕事に支障がなければ問題ないんだと思います。
わたしの周りで派遣をしている20代、30代の方は、バイトや派遣との掛け持ちというよりは、デザイナーやライター、ブログ、芸能活動、シンガーなどフリーの仕事との掛け持ちをしている人が多いので、やりたいことをやりつつ働いた分の固定収入もほしいという方に、派遣はおすすめの働き方だと思う!
人間関係に縛られにくい
仕事をするうえで『職場の人間関係』は、一番重要なことといっても過言ではありません。
どんなに待遇がよくても、職場の人間関係が悪ければ働くのが嫌になってしまいますからね。
正社員だと上司の顔色をうかがって、周りの反応をうかがってと自分の立ち位置を常に意識していましたが、派遣社員は同じ会社で働いていても派遣先の社員ではないので周りの顔色を必要以上に伺わなくてよくなりました。
20代は一番下になりがちなので可愛がってもらえる分、上司や先輩にすごく気を遣うことが多く気疲れしやすかったんですが、派遣になってからは、場の空気を読んで接しつつも、会社の上下関係には自分から踏み込まないように線を引くようにしたので、余計な気を使わずにすむようになったよ。
思い切った挑戦をしやすい
20代はまだまだやりたいことも多い年代ですよね。
結婚を考えたり、マイホームを考えたり、子供を考えたり、自分の時間を重視したり。
派遣社員にとって3年は1つの縛りになるので、3年ごとに自分の環境を変えるチャンスがあると思い切った挑戦をしやすいと感じました。
正社員だと会社を辞めてわざわざすることかな?と悩みがちですが、派遣社員は3年経つと今後どうするか考えなければいけないタイミングになるので、『節目だし、新しいことに挑戦したい!』と前向きになれます。
20代で派遣になるデメリット
メリットを5つあげましたが、もちろん20代で派遣社員になるデメリットもあります。
雇用が安定していない非正規雇用だからこその不安は拭えませんからね。
実際に派遣社員で働いてみてデメリットを感じたのはこの5つ。
- 貯金が貯まりにくい
- 雇用が安定しないことへの不安
- 収入があがりにくい
- 長期間派遣社員で働くことは現実的ではない
- 世間体がよくない
貯金が貯まりにくい
派遣社員は正社員と違ってボーナスがないため、貯金が貯まりにくいです。
正社員の時のボーナスを全額貯めていたタイプだとすると、その分が入って来なくなるので一気に貯蓄のスピードが下がりますね。
下がった分を副業などで補えればいいんですが、派遣社員の中には本業の派遣だけという人もいるので、副業せず派遣だけで働きたいという方は時給をしっかり計算しておかないと後で後悔してしまうかもしれません。


雇用が安定しないことへの不安
20代でも雇用が安定していないことへの不安はあります。
3年間は同じ場所で働くことができると言えど、派遣先の業績不振や自分の実力不足、なにかトラブルを起こしてしまってクビになることもあり得るので、雇用に対しての不安は常に感じてしまいます。
派遣社員でも社会保険に加入ができるので、もしもの時に失業保険がもらえるよう加入しておくと安心ですよ。
収入があがりにくい
会社によって正社員は福利厚生として年1回の昇給がありますが、派遣社員は決まった昇給時期などがないので時給が上がりにくいです。
最低賃金の改定や派遣法改正などであがることもありましたが、そこまで大きくは増えないので自分で派遣先へ交渉したり、もっと時給のいい仕事を探したりと工夫する必要があります。
20代は今後結婚や出産などライフイベントでお金がかかりますし、まだまだやりたいことも多い年代なので趣味やプライベートを充実させるためのお金も必要ですよね。
収入が上がりにくいからこそ、お金の使い方をしっかり考えなければなりません。

長期間派遣社員で働くことは現実的ではない
派遣社員は正社員に比べて収入も上がりにくく、ボーナスもないため何十年という長期間働くのには適さないと感じました。
仮に10年働いたとしても役職もつかずボーナスもない派遣社員に比べ、役職につくチャンスもあり、昇給・ボーナスもある正社員の方が待遇がいいので、長く働けば長く働くほど待遇の差を感じます。
派遣社員で経験を積んだら正社員として転職する、転職はせず融通の利く働き方をしたいなら個人事業主になるなど、長い目で見た派遣社員以外の働き方を考えておくようにしましょう。
世間体がよくない
働いている側からすると派遣社員も正社員も業務内容は似てるし、そこまで変わらないと感じますが、第三者から見ると派遣に対してはあまりいいイメージはないようです。
親戚や友人からも、派遣を辞めて正社員になりなさいと言われるし、派遣だというと見下してくる人もいます。
以前から非正規雇用に対しての世間からの反応はあまりよくなかったので、今も変わらずと言えばそこまでなんですが、婚活をしていて派遣であることを伝えると反応が賛否両論なので、現実的に見て厳しい面もあるのかなと感じました。
まとめ
今回は、20代が派遣で働くメリットとデメリットについてまとめました。
20代で派遣はもったいない、よくないと思われがちですが、必ずしも悪いとは思いません。
正社員に比べて融通が利きやすいからこそ、自分の価値観を尊重できる働き方だと思っているので、メリット・デメリットを踏まえて派遣で働くかどうか考えてみてください。