こんにちは、わぁちゃんです。
HSP(人より繊細な人)の中には、繊細だけど好奇心旺盛なHSS型HSPという気質があります。
繊細で内向的なHSP気質を持ちつつ、好奇心旺盛でいろいろなことに興味をもつので飽きっぽいのがHSS型HSPの特徴の1つ。
飽きっぽくて仕事がなかなか続かないと悩みがちですが、飽きっぽいHSS型HSPには本業をもちつつ第二のキャリアを築いていくパラレルキャリアという働き方がおすすめです。
今回は、HSS型HSPにパラレルキャリアがおすすめな理由と、どんな働き方なのかを紹介していきます。
- パラレルキャリアとは
- パラレルキャリアと副業の違い
- HSS型HSPにパラレルキャリアがおすすめな理由

パラレルキャリアとは
パラレルキャリア(英語:parallel career)とは、ピーター・ドラッカーが著書『明日を支配するもの』等にて提唱しているこれからの社会での生き方のひとつ。現在の仕事以外の仕事を持つことや、非営利活動に参加することを指す。
出典元:Wikipedia
パラレルキャリアとは本業を軸にしながらも、本業以外の第二のキャリアを築くことを指します。
本業をもちながら第二のキャリアを築くので、キャリアアップや夢の実現、慈善活動として行われていることが多く、金銭が目的で行われているとは限らないのが特徴です。
例えはこんな感じ。
- 会社員だけど月に1回ボランティア活動(非営利活動)に参加していて、将来は高齢者支援をしたいと思っている
- 普段は美容師だけど、休日はYouTubeで動画配信をしていて、将来自分のお店を持ちたいから今から自分のことを知ってもらう努力をしている
- フリーランスのウェブデザイナーが主な仕事だけど、たまにデザインスクールの講師をしたり、ウェブデザイナー限定のオンラインサロンを運営している
本業を持ちつつも興味のあることや、今後のビジョン実現のために第二のキャリアを築いていくことを指すパラレルキャリア。
本業を続けながら行っていくことで、生活の影響を少なくやりたいことを行うことができます。
パラレルキャリアと副業の違い
パラレルキャリアと副業はどちらも本業とは別に仕事をすることなので、何が違うの?と思うかもしれませんが、大きな違いは必ず収入が発生するかどうかです。
副業は、もっと収入を増やしたいと思って始める方が大半なので、どのくらい収入をもらえるかと金銭面が重視されています。
一方パラレルキャリアは、自己実現を重要視されているので、必ずしも収入が発生するとは限りません。
パラレルキャリアでも初めは無収益だったけど活動を続けていくうちに収入が発生したり、本業以上に稼げるようになったので本業を辞めたりということはあり得ますが、あくまでも始まりは収入<自己実現です。
HSS型HSPにパラレルキャリアがおすすめな理由
パラレルキャリアは本業をもちながら第二のキャリアを築いていくことなので、HSS型HSPの飽きっぽさにも対応している働き方なんです。
HSS型HSPに対応しているポイントはこの5つ。
- 刺激に対するバランスが取れる
- 失敗してもダメージが少ない
- 気分転換になり本業も続けやすくなる
- 自分の興味のあることを、自分軸で挑戦できる
- いつでも辞められるのでプレッシャーが少ない
刺激に対するバランスが取れる
HSPの繊細さとHSSの好奇心旺盛な両面を持つHSS型HSPは、人と関わりすぎても疲れてしまうけど興味を持ったことを我慢したり、人と極端に会わなすぎることにもストレスを感じてしまいます。
複業をすることで一見刺激が増えるように感じますが、本業で感じている刺激の逃げ場にもなるのでHSP気質があっても取り組みやすいです。
また、パラレルキャリアで本業以外にも取り組むことで、興味をもったことを我慢するストレスが減るのでHSS気質のある方にもおすすめな働き方。
気分転換になり本業も続けやすくなる
本業は毎日決まった時間、決まった業務をこなすので刺激がない毎日が退屈だと感じてしまうこともありますよね。
さらに職場での人間関係や仕事環境による刺激はHSPにとっては過ごしにくいものなので、HSSとHSPの両面をもつHSS型HSPにとってはなおさら生活しにくい環境とも言えます。
HSPが持つ繊細さはどの職場、どんな仕事でも感じてしまうので改善は難しいですが、HSSの刺激が欲しいという感覚は、複業をすることで解決することができます。
HSS型HSPが仕事が続かない原因は、縛られて興味のあることができない環境が嫌。興味のあることができないんだったら仕事を辞めてでも自分の気持ちに正直になりたいという部分があるので、本業1本だとどうしても同じことを繰り返してしまいがちです。
複業で興味のあることに挑戦することで興味のあることを我慢するストレスは減り、本業との気分転換になるので、結果本業も続けやすくなります。
失敗してもダメージが少ない
パラレルキャリアは本業以外の時間を使って活動するため、週末や平日の夜などできる時間が限られています。
限られた時間しかないので初めから大きく始めるというよりは、初めは小さく始めて徐々に大きくしていくことで失敗した時のダメージを抑えられます。
一発当ててやる感覚でやると、多額の借金を抱えたりしてダメージが大きくなるので、少しずつ進めていきましょう。
自分の興味のあることを、自分軸で挑戦できる
会社員として働いていると、初めこそ興味があって入った会社・業界なのにいつの間にか「自分のやりたかったことってなんだろう?」と感じることがあります。
会社のルールや会社のやり方に縛られて仕事をしているので、自分がやりたかったことと違うと感じても仕方ありません。
でも、パラレルキャリアを1人で始めると自分軸で自分のやりたいことをできるので、会社員で感じている「自分のやりたいこと」への感情がそのまま活かせます。
本業はお金を稼ぐもの。複業は自分のやりたいことを形にするものと双方を割り切って考えて行動すると、いいとこ取りができて自分の人生の豊かさにも繋がりますね。
いつでも辞められるのでプレッシャーが少ない
副業は収入を増やすことを目的として行っていることがほとんどなので、辞めてしまうと生活に影響がでたり不安に感じる人も多いでしょう。
その不安をプレッシャーに感じ、ストレスを抱えてしまったり働きすぎて体調を崩してしまったら元も子もありません。
パラレルキャリアの目的はあくまで自己実現なので、嫌になったら辞めればいいし他の事をやりたくなったら他のことにチェンジすればいいので、全て自分次第です。
まとめ
今回はHSS型HSPにおすすめなパラレルキャリアという働き方について紹介しました。
- パラレルキャリアは収入を増やすというよりは、自己実現を目的とした働き方
- 複業をすることで、HSPで感じる刺激のはけ口のなる
- 刺激が欲しいHSSは、複業をすることで本業とのメリハリがつく
パラレルキャリアは副業が解禁された今の時代に対応した形なので、繊細だけど刺激が欲しいHSS型HSPにも前より生きやすくなるきっかけになります。
仕事が続かなくて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。