こんにちは、わぁちゃんです。
繊細で感受性豊かな気質を持っているHSP。
職場での環境に影響を受けすぎて、仕事が続かない方も少なくありません。
ですが、正社員として働くことをあきらめ、派遣社員という非正規雇用の道をあえて選んだ結果、かなり生きやすくなりました。
今回は、HSPと派遣社員の相性がいいと思う理由を紹介していきます。
社会人6年目で転職を3回繰り返したのち、派遣社員として働く道を選びました。
- HSPが正社員で働くのがしんどくなってしまう原因
- 派遣で働くと解消されること
- HSPかな?って思ったら、セルフ診断をしてみよう
HSPが正社員でしんどくなる原因
そもそもなぜ、HSPは正社員で働くことが苦手になってしまうのか。
「大学や専門学校などを出て頑張って手に入れた仕事なのにもったいない。」と周りからたくさん言われますし、自分でも思っていますがそれでも継続ができません。
HSPが「正社員で働くのはしんどい…」と思ってしまう原因を5つあげてみました。
上司や同期など人間関係によるストレス
まずは人間関係によるストレス。
HSP関係なく誰でも仕事をしていれば、少なからずストレスは発生するものです。
ですが、感受性豊かなHSPは、ちょっとした相手の変化も敏感に感じてしまうもの。
例えば、朝から不機嫌な社員がいたとします。
普通は、「○○さん今日不機嫌だな~、怒らせないように気をつけよ」で終わると思います。
でもHSPは、「○○さん今日不機嫌だな~、朝から何があったのかな?怒らせないようにするにはどう接したらいいかな?今日○○さんに用事ってあったかな?朝から何があったのか聞いてあげた方が他の人も仕事しやすくなるし、○○さんもスッキリするかな?…」など、グルグルといろんなことを考えてしまいます。
考えすぎてしまうので周りにも気を使いすぎてしまって、気づいたら自分が気疲れを起こしているということも少なくありません。
教育が不十分なことによる不安
新卒や転職してすぐに感じることなのですが、わからないことを質問しにくい環境や、答えが曖昧なことが苦手です。
新卒や転職で新しい職場で働くとき、初めは教育担当の方がついてペアで教えてくれることがあります。
1か月ほどして基本的なことを教わったら個人作業になり、わからないところは自分で質問していくようになりますが、職場がシーンとしていたり、逆にバタバタと駆け回っていて質問しにくい環境だと「今質問すべきことなのか?」と考えて質問することをためらってしまいます。
それも周りを気にしてしまうHSPだからこその気遣っての行動ですが、自分は疑問点が解決できないままなのでモヤモヤ。
また、質問する相手によっても答えが違う場合も、どっちが正しいのかわからないモヤモヤが溜まってしまい、仕事に対する不安からストレスを感じてしまいます。
ノルマに対するプレッシャー
営業や販売員など、ノルマのある職種はノルマ達成のためピリピリしがちです。
また、ノルマが原因で従業員同士のトラブルが起こることも。
私もアパレルで働いていた時に、売り上げが厳しいときに上司から個別で指導を受けたり、先輩社員に売り上げを横取りされたりと、トラブルに巻き込まれることがありました。
ノルマに対する上司からの圧や場の空気、トラブルなど精神的なダメージが多くて強いストレスを感じてしまいやすい環境にもなりえます。
残業など労働環境による疲労
最近は働き方改革などで残業時間が少なくなっているところも多いと思います。
ただ、サービス業などお客様次第で残業があり得る職種は、毎日定時に帰ることは難しいこともありますよね。
定時に帰るというスタイルが定着している会社は、新人だろうと上司の顔色を窺わず帰宅することができますが、周りが残業しているから帰りにくい…という環境だと、雰囲気的にも帰りにくく不満が溜まる原因にもなります。
一人の時間を確保できないため精神的に疲れてくる
人の顔色や雰囲気を敏感に感じてしまうので、気疲れしてしまいがちなHSP。
なので、どこかで一人時間を確保してリセットすることが必要な方も少なくありません。
ですが、残業が続いたり、お昼も職場の方と一緒だったりすると、自分を癒す時間を取りにくくなってしまいますよね。
始めは大丈夫でも、1度大丈夫だったことは当たり前になりがち。
このくらいの残業いつものことだから、お昼一緒に取るのは暗黙の了解だからと周りを気にして自分時間を後回しにしていると、だんだんと疲れがたまってきてしまいます。
派遣の働き方だと解消される
HSPが正社員をしんどくなる理由について5つ挙げましたが実はこの不安、派遣社員になってから正社員ほど悩まなくてよくなりました。
間に派遣会社の担当者が入ってくれる
正社員で働いている場合、職場環境は自分で改善をしたり、上司や社内の人へ相談して改善する必要があるため、逆に人間関係のトラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。
ですが、派遣社員の場合は自分と勤務する会社の間に、登録している派遣会社の担当が入ってくれるため自分ですべて解決しなくてすみます。
なかなか担当者とも会えないんじゃないかとも思われがちですが、派遣社員は2~3か月ごとに更新のための面談があるので、その際に伝えることができます。
仕事をするうえで必要なコミュニケーションは取らなければなりませんが、何か不安なことがあったり困っていることがあれば相談して間に入ってやり取りしてくれるので心強いです。
指揮命令者がいるので、誰に聞けばいいのか悩まなくて済む
派遣では勤務先で業務の指示をする指揮命令者というものが定められています。
なので、質問があれば指揮命令者の方へ質問すればいいですし、質問相手が適正でなければ誰に質問するのがベストかも教えてくれます。
そのため、人によって言っていることが違うという現象になりにくく、業務の不安を解消しやすいです。
また、指揮命令者以外に仕事を任せられた場合優先順位をつけて業務にあたりますが、自分だと優先順位が判断できない場合もあります。
そんなときも相談者が決まっていることでスムーズに判断を仰ぐことができます。
権限がないため、責任も減る
派遣のポジションは社員で回らない部分のお手伝いという感じです。
なので、会社内で何かを決める権限や昇進して部下を持つことなどもありません。
ですが逆をいうと、決まったことを的確に遂行していけばいいので精神的な苦労は少なくてすみます。
また、自分の業務は責任をもって行ったり、仕事のバックレはしないなど社会人としての責任は持っておく必要はありますが、仕事の成果や自分の業務以外の責任は求められないので、すべきことに集中できます。
残業には残業代が支給される
正社員の求人でよく見る「見込み残業○○円」。
正社員は月給に含まれている見込み残業内の残業であれば残業代がでませんが、派遣は時給制なので所定時間を超えた残業をしたら、時給×1.25倍の割増賃金が発生します。
定時に帰れることが多いため、プライベートを確保しやすい
サービス業などお客様次第で残業になってしまう仕事は定時に帰れないこともありますが、オフィスワーク系だと基本的に定時に帰れます。
逆に定時を過ぎて仕事していると心配されるので、周りの目を気にせず定時を理由に帰れる環境は、プライベートの時間を確保できる働きやすい環境といえます。
忙しい時期に残業をするというのはやむを得ないですが、定時に帰れるのにも関わらず周りを気にして残業をしていたら、自分のプライベートが確保できませんし、会社も残業代を払わなければならないのでお互いにメリットがありません。

HSPかも?と思ったら
最近HSPという言葉が知られるようになってきましたが、わたしもそれで初めて自分がHSPだと知りました。
生きづらさを感じているけど、原因が何かわからない。繊細だけど私もHSPなのかな?とHPSにピンときた方はHSP診断をしてみるのはいかがでしょうか?
まとめ《HSPと派遣社員は相性がいい》
正社員がしんどくなってしまう理由についてまとめましたが、改めて見ると「そんなのどの職場にもある当たり前なことだろ!」って思うことばかりですよね。
でもそれがしんどいんです。
辞めたくなっちゃうくらいに。
その環境で定年までの長い時間過ごしていくのは無理ですよね。
派遣社員は正社員の苦手面が解消されるうえに、同じ場所で3年までしか働けないので終わりが見えています。
同じ場所での終わりが見えているからこそ、我慢することもできるし3年後どうするかを考えるきっかけにもなりますよ。